第6章 ナイト?
俺がその"兄"に慣れればなんて柄にもねーこと考えちまった
『に…さ…』
兄さん…必死に呼ぶ声は寝ていた連中を起こしたみてぇだ
『兄さん……』
嶺二「わーお!ランランそっち系!?」
藍「うわ…」
カミュ「ありえん…」
蘭丸「違ぇよ!」
傍から見たらそりゃあ抱きしめているみたいだろうけど…断じて俺はそっち系じゃねぇ!
『兄さん…何処?』
俺から離れたかと思うとフラフラした足取りで窓へ向かう
ポタポタと流れ落ちる血にも気にせずフラフラしている
『…いない…』
寂しそうに呟かれた言葉は子供の様だった
蘭丸 side終