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此処にある音色

第2章 始まり


?「痴漢なんてサイテーな事すんなよ!」

ガヤガヤする車両内

「そんな事してねーよ!」

そう言って逃げようとするオッサンをは掴まえる

『してないなら逃げる必要ねーんじゃねーの?』

ポカンとした表情で痴漢されていた女の子と、助けようとした男の子

「チッ!離せっ…!いっ!」

『オレ朝から機嫌悪いんだよ…その汚ぇ口閉じてくんね?そんじゃ次で降りようか…オッサン』

?「あっ、あの…!」

細身の身体なのにどこにそんな力があるのかはオッサンを押さえ付けながら目を向ける

『あ?』

?「ありがとうございました…」
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