第2章 始まり
眠りを邪魔された挙句に言い合いまで聞かされは仕方なく制服を着ることにした
『あの二人…後で覚えておけよ…』
ギュッと晒しを巻いてサラサラしたショートカットを適当に整えるとカバンを持って外へ出た
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ガタンゴトンと満員電車の中、フードを被りイヤホンを付けているの赤い瞳にふと早乙女学園の女生徒の姿が目に止まる
そこには震えて泣き出しそうな顔で俯いている
『(痴漢か…)』
たったそれだけ思っていたが、そこに1人の青年が駆け寄る
?「止めろよ、おっさん!」
『…はぁ…』
しょうがなくも向かう