第6章 ナイト?
『そうか…刺激』
蘭丸「刺激?」
蘭丸の言葉すら届いてないのか、上着を脱ぎ始めて、一心不乱に書いていく
『…これだ…』
出来上がったのはロック系の歌詞だった
出来上がったことに疲れたのか、丁寧に楽器を拭いてから元の位置に戻していく
優しい慣れた手つきで
そして椅子に腰掛け4人を赤い目が捉える
『オレはもうかえ「ねぇ、部屋に行ってもいいかな?」あ?』
帰ると分かったのか嶺二がそう言うとは少し躊躇う
『…流石にこんな時間まで付き合わせたからな…飯でも食ってくか?』
勝手に居ただけだがゆっくりとした動作で椅子から立ち上がった