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此処にある音色

第6章 ナイト?


「あんた何か産むんじゃなかったわ!」

「これはお母さんが決めた事なんだよ」

「いい子にしてろよ?」

『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!っ…はぁ…はぁ…』

ぐっしょりと汗に濡れて気怠そうに起き上がった

『はぁー…この年になってまでまだ夢見るとか…ガキかよオレは…』

古い傷が付いた身体を抱き締める
数分後には何事も無かったかのようにゆっくりとシャワーを浴びに行った

『今日は1日楽器と向き合わなくちゃいけねーのに…』

憂鬱なのだろうか…それでもゆっくりと支度をする

『行くか…』

鍵を掛けて怠そうにレッスン室にゆっくりと足を向ける
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