第15章 熱を出した…
けれど生気のない赤い目はどこも見ていなかった
龍也「生きてるのか?」
林檎「しゃ…シャイニーまさか…?」
春樹「流石に生きてるよ。微かだけど呼吸してる」
早乙女「保護してきました〜!」
全員が“保護?”と声を揃えた
早乙女「……ZEROは知っていますカ〜?」
何気なく見ていたネットから流れてきた曲や声に全員が惹かれた
曲調の事は龍也の元パートナー春樹が惹かれ、声やその言葉に龍也と林檎が惹かれた
それが今目の前にいる
それが年端もいかない少女な事、あちこち傷だらけな事に全員が息を飲んだ