第15章 熱を出した…
林檎は靴を脱がすとヒビが入った足は腫れ上がり、痛々しい
付き人として一緒に歩いていた全員はその足にギョッとする
よく歩けたなと思うほどだ
龍也「病院行くぞ」
林檎「そうね、タクシーで行く?」
龍也「いや…俺の車で連れてった方が早い」
龍也と林檎に世話を焼かれながら病院に連れてかれそうになっている
『りゅ…や…』
龍也「あぁ?」
『ごめん…』
それだけ言うと静かに眠りについてしまう
限界の限界まで頑張り、ガス欠状態になっても気力で仕事をしている
龍也「行くぞ。林檎」
林檎「分かってるわよ。みんなは各自それぞれ仕事やオフを満喫してね」