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此処にある音色

第14章 マスターコース


林檎「ん?」

セシル「ミューズは…ZEROで、でもですよね?」

林檎「…そうね」

少しだけ答えづらそうに頷いたリンゴ

セシル「なら何故みんなの名前を呼ばない?」

私の純粋な疑問

林檎「うーん…芸名ってところかしら?ほらシャイニーだってシャイニング早乙女なんだし…ね?」

セシル「けれど…ミューズは…ZEROではない!です!」

つい声を荒らげてしまった私は、ハッとしました

『……オレが誰があろうとオレだ』

台本を読みながらもそう返されました
するとpiriririと電話の音が鳴り響きました
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