第14章 マスターコース
チェックも欠かさないZEROはジッと画面を見ている
龍也「来栖どうだ?ZEROの付き人は」
翔「実は…圧倒されてて」
俺がそう言うと日向先生は笑う
龍也「そうだろうな。あいつの引き出しの多さには俺も圧倒される時がある。けどリハを通してアイツはまだまだ成長する」
翔「リハを通して…?」
龍也「俺達の本番見てどう見えた?」
翔「なんて言うかZEROが日向先生を引っ張ってる感じなのに、日向先生を立ててます」
不思議だ
日向先生の方が先輩なのに引っ張ってる、なのに日向先生を立ててる
龍也「アイツは存在感が馬鹿みたいにあるからな」
ジッとチェックしているZEROは確かに存在感があった
翔 side終