第14章 マスターコース
AD「本番行きます」
『うし、とちんなよ。龍也』
龍也「お前こそな、ZERO」
そう言って拳をぶつけ合う
本番が始まると緊張感が漂う
リハとは違う迫力に圧倒される
しかもさっきのリハよりもキレがある
『っ!危ねぇ!』
そう言って日向先生の肩に手を置いて回し蹴りをすると立ち位置が変わる
そしてニッと互いに笑い合う
龍也「余所見してんな…よ!」
日向先生も先程よりインパクトのある動きで敵を倒す
お互い敵を倒し終わると辺りを確認してからコツンと拳をぶつけ合う
それは相棒のようでライバルのような顔で
AD「カット!OK!」
1発OKに俺は息をするのも忘れる