第14章 マスターコース
『…フーッ』
静かに息を吐き出すZEROは精神統一してるみてぇだ
よくあの足で立ってられるな
と思うくらい
『おい、翔』
翔「うおっ!?なんだよ!」
『悪ぃが冷やすの手伝え』
熱を持った足をいつの間にか冷やしていた
これからアクションシーンだからか
念入りだ
翔「痛くねぇのかよ」
『痛てぇな』
翔「なんで休まねぇんだよ」
『これくらいなら大丈夫だから』
日向先生達も心配してるのに
ZEROは真っ直ぐに前だけを走ってる
俺も足挫いたことあるがこんなに頑張れるかと言われたら多分無理だ