第10章 いつかの約束
『あー…眠ぃ…』
龍也「忙しそうだな?お前の歌聞かねぇ日はねぇよ」
おー…とやる気の無い声で返事をする
龍也「でもネットとかでは女と男で意見が分かれてるみてぇだな…」
『まぁな…両声だし』
壁に持たれながら空を見つめる
陽の光を受けて赤い目はいつもより明るく光る
龍也「お前は本当に好き勝手やってるなぁ」
『オレの特権』
ニッと笑うは何処か晴れ晴れしている
龍也「そう言えば傷口はまだ開くのか?」
『ん?まぁな…でも別にいいよ。オレの罪として背負っていく。それに死ぬじゃねーし』
死という言葉に龍也は少し心配そうに見つめた