• テキストサイズ

此処にある音色

第9章 波乱万丈の林間学校後編


『流石にお前を傷付けたくねぇから…なぁ…』

お互いに手が止まる

『お前の来た意味分かるよ』

砂月「何?」

『オレがこの学園から居なくなる事により、なつ?は精神的に不安定になり始めてる』

砂月「那月だ」

ぼそっ何かを呟いた気がした
──守り守られるってどんな感じなんだ?
その横顔は憂いを満ちていて儚くて雪のようなあやふやな存在

あぁ…分かった
分かりたくなかったなけど、分かっちっまった
行って欲しくないという那月の感情と俺の感情がリンクしてるんだ

砂月「どうして行っちまうんだよ!」

そばに居ると言ってくれたくせに…
俺が消えるのを見届けると言ったくせに…
なんで…
/ 262ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp