第9章 波乱万丈の林間学校後編
『と…一旦外に出るぞ』
クイッと指を刺されたのは森
『あそこなら好き勝手できるだろ』
──二人だけの1窮地
森の中に広がる場所
砂月「なるほどな…ここなら確かにお前とやりあえそうだ」
那月【ダメです!砂月】
中から那月の声が聞こえるが今は
砂月「お前を許すことは出来ねぇ!」
『だと思ったよ』
フッと笑うに余計に苛立つ
唯一俺自身を見つけてくれたコイツに
砂月「本気で行くぞ…!」
『あぁ…いいぜ』
那月みたいに心が繊細なのが分かるが今はそんな邪念は要らねぇ
だから…あれ…なんでコイツと俺は戦おうとしてるんだ?