第9章 波乱万丈の林間学校後編
ドクンッと大きく胸が高鳴った
『オレ…留学する』
龍也「え」
『龍也に抱かれて分かった。ここはオレには勿体無いくらい温かい場所だ』
龍也「お前は…」
いつも1人で抱え込んで、何も言わない
龍也「少しは周りを頼れよ…」
『充分だ。もう』
与えられた"孤独"と"偽りの愛"
小さい頃から作られたハリボテのお面
龍也「俺はお前の素を見たことがねぇな」
『変わらないさ。今のオレが素だ。偽りの愛情に縋る愚かな者だ』
愛された事がないの身体のあちこちに火傷やタバコの焼印があった