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此処にある音色

第9章 波乱万丈の林間学校後編


龍也 side

『開いてるから勝手に入ってこい』

は普段鍵を開けっ放しにする奴じゃねぇ
嫌な胸騒ぎがする

龍也「入るぞ…ってなんだこりゃ!?」

グチャグチャに荒らされた様な部屋

『悪ぃ…今片付ける』

ベッドから起き上がるは何処か疲れ気味だ

龍也「林檎から聞いたぜ。お前人助けしたらしいな」

『たまたまだ』

オレも手伝いながら一つの書類に手が止まった
──留学手続き──

龍也「留学するのか?」

『……何龍也、寂しいのか?』

赤い目はスッと細められる
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