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此処にある音色

第9章 波乱万丈の林間学校後編


『頭痛てぇ…』

部屋に戻るとはタバコを吸いながら、痛む頭にイラついていた
睡眠という睡眠がとれていない

『今日は少し寝るか…』

灰皿で火を消すと布団に潜り込み寝始めた

「なんでアンタが…!」

「お母さんからは許可貰ってるんだ」

「いい子にしてたらお母さんに内緒でお金あげるから」

やめろ…やめてくれ…

『嫌だ!』

は自分の声で起きた
もうすっかり日が落ちていた

ついて回ってくる悪夢
突きつけられた現実は真実

『(オレの呪いは解けねぇ…じゃあオレは何の為に生きているんだ…?)』

【決まってるじゃない…お金を稼ぐ大事な──】

コンコンとドアのノックの音

『誰だ!』

龍也「俺だ。龍也だ」
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