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此処にある音色

第3章 大変な入学式


林檎 said

龍也のみぞおちに思いっきりグーパンを入れたちゃんのフードが取れた

林檎「いやーーーー!髪が…!」

折角綺麗な髪だったのにバッサリとショートカットになっていた

光の加減で色合いが変わる赤色の瞳はそのままだ

『あぁ…長いの好きじゃないし楽だから』

そう言って髪を触ると、いつものピアスしていた

林檎「折角綺麗な髪だったのに…それに…そのピアス…」

『あぁ…』

優しくどこか憂いを満ちた顔でピアスを触る
それはとても美して儚げで触れると消えてしまうかもと錯覚に陥った
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