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此処にある音色

第8章 波乱万丈の林間学校


『アイツと喋った事ねーよ』

砂月「那月はずっとお前と話したがってたんだ」

は興味無さげにフーンとだけ言った

『よっと…』

砂を払い立ち上がるは大きく背伸びした

『俺はお前の歌詞好きだから、那月の中に居てくれよ』

砂月「!」

じゃあなと言って去って行こうとするの腕を掴む

砂月「まだ那月が話してねぇ!」

『…お前を通して話しただろ?那月の記憶もお前の記憶も共同なんだから』

そう言うとは去っていった

砂月「あ…」

那月【凄いですね。さんには何でもお見通しのようです】

俺の中の那月が話しかけてくる

砂月「そうだな…」

消えたくない…でも俺が那月の邪魔をしている
でも俺が消えてもアイツが覚えてくれている
それだけでいいと思えた

那月&砂月 side終
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