第8章 波乱万丈の林間学校
『お前さ…消えようか悩んでるだろ。那月はもう一人でもやって行けるって』
砂月「…」
『いいか。お前が消えてもお前の心は那月の中に残しとけ』
砂月「簡単に言うんじゃねーよ!お前に俺の何が分かる!」
作ったばかりの砂の城を壊す
『分かるわけねぇだろ?話さねーし』
俺が壊すのも想定内だったのか新しく作り始める
『ただ言えるのはお前がいたからアイツもいれたんじゃねーのか?』
砂月「怖くねぇのかよ…」
『怖かったら今頃逃げてるさ。怖くねぇから一緒にいるんだろ』
那月を裏切りたくないが今だけはこいつを独り占めしていたい