第1章 貴女の瞳を独り占めしたくて
〜蘭丸side〜
またやってしまった。
僕はベトベトになった自分の手を見てハァとため息をつく。
最近癖になっているのか夜布団に入ると毎晩自慰をしてしまう。
僕は少しだるい体を起こして服を着て外に出る。
「もう、朝か……」
外を見るともう太陽がのぼり始めていた。
「ふわぁ〜」
自慰ばかりで寝ていないので欠伸が溢れる。
結月「あ、蘭丸くん!」
聞きなれた声がして僕は振り返る。
「結月さん、おはようございます」
微笑むと結月さんはにこっと笑う。
その顔は昔と変わらなくてとても可愛らしい。
「結月さんはこんな朝早くにどうしたんですか?」
そう聞くと彼女は少し照れたように笑って「朝起きたら蘭丸くんに会いたくなっちゃって……来ちゃった」
テヘっと舌を出して子供のように笑う彼女にさっき治まった下半身がまた熱を帯び始めた。
「ぼ、僕も結月さんに会いたかったです!僕たち両思いですね♪」
えへへと笑うと彼女は僕の胸に飛び込んでくる。
結月「うん!私蘭丸くんのこと、大好きだよ!!」
あぁ、まただ……彼女はこうやって僕の気持ちも知らないで抱きしめてくる。
彼女の胸はあまり大きくはないほうだがこうして抱きしめてくると柔らかい感触が分かる。
僕の下半身がギンギンと勃っていくのがわかる。
(痛い、早く彼女から離れないと……)
そう思うが彼女はなかなか僕を離してくれない。
結月「あれ、なんか当たって……」
さっきまで僕の胸に顔を埋めていた彼女が顔を上げる。
上目遣いしてくる彼女の顔を見てると僕の理性がプツンとなる音が聞こえた。
「貴女がいけないんですからね」
結月「え……!?」
僕は彼女を抱き抱えて自分の部屋に戻って戸を閉める。
部屋の中は少し臭いくて布団もベトベトしていた。
「知っていますか?結月さん、僕は貴女に抱きつかれる度に毎晩ここで自慰をしてるんですよ」
結月「えっと……自慰って」
首を傾げる姿も大変可愛いかった。
僕は彼女の手首を縛り柱に縛りつける。
そして彼女の目の前でゆっくり服を脱ぎ始める。
結月「ひゃ///蘭丸くん何を……」