第2章 彼氏は菊地風麿くん。
お互いのテストが終わって、
久しぶりに一緒に帰ることになった。
いつもは私のが駅に着くのが早い。
風麿くんを待ってるのは、会えるのが嬉しくて
全然苦にならない。
風麿くんは、まだ気づいてないんだよね。
このホームから、風麿くんが走ってきてくれるの見えること。
いつも、けだるそうにしてたりするけど、本当は待たせないようにしてくれる。
その事が伝わるから、幸せになれる。
いつものベンチに向かうと、そこには風麿くんがいた。
「お~っ」
「え!風麿くんっ」
私は風麿くんの元に駆け寄った。
「おせーよ。」
「ご、ごめんねっ」
風麿くんは立ち上がって、私の頭をポンポンと撫でた。
「久しぶり」
風麿くんの不意打ちの笑顔が可愛くて
ドキドキしてしまってすぐに言葉がでてこなかった。
「香穂・・?どうした?」
「ううん。なんでもない!久しぶりの風麿くんで
ドキドキしちゃっただけ。」
そう言うと、風麿くんは優しい顔しながら
「うるせー」
って言ったけど、照れ隠しなのがバレバレだった
「もうすぐ、電車来るから行くぞ」
いつも乗ってる車両に向かおうとした時
後ろから、誰かが私の事を呼んでる声がした。