第2章 彼氏は菊地風麿くん。
風麿くんと隣り合わせになりながら、
勉強をするのはちょっと恥ずかしい。
同じ学校だったら、隣の席だったら
って想像する。
風麿くん見すぎて勉強にならないかも。
なんて考えてる横で、風麿くんはもう問題を解いていた。
私も苦手な英語のテキストを開くー
「香穂、そこ間違ってる。」
「えっ?」
「その文法の使い方じゃ単語あてはまんねーよ」
「うそ?そうなの?」
「こっちが先」
小さく呟く発音がきれい
「風麿くんって、英語得意なの?」
「別にふつー。」
「そんな事ないと思うけどな。」
「英語出来る俺、かっこいいだろ?」
「うん。凄くかっこいい!」
「お前・・・バカ。ほら、これ覚えれば応用で出来るから、これとこれ覚えろよ!」
「え!うん!」
「香穂の悩んでる顔が面白すぎて、集中できねーよ。教科書貸してみ?教えてやる。」
「ありがとう!でも、自分のいいの?」
「この貸しは高いよ?香穂ちゃん♪」
「えっ!なんか恐いっ!(笑)」
「覚悟しとけよ。」
周りの迷惑にならないように小さな声で話してるからなのか、風麿くんの覚悟しとけよ。が、冗談に聞こえなくて、無駄にドキドキしちゃった。
閉館になるまで私に英語を教えてくれた。
分からなくても、何度も説明してくれて、
怒ったりもしなかった。
ぶっきらぼうだけど、優しい口調でー
分かるまで何度も何度も
もっと、風麿くんの英語聞いてたかった。って言ったら怒られるかな?
少しだけ、分からないふりしたのバレちゃうかな(笑)