第2章 彼氏は菊地風麿くん。
「香穂わりぃ待った?」
「ううん。大丈夫!待ってないよ」
「お前は、本当待つの好きだな(笑)」
風麿くんが、いたずらぽく笑う
その顔が好き
男子高の彼と共学の私
同じ駅を使うから、待ち合わせはいつもホームのベンチ
ベンチまで普通に歩いてきてるけど、
手を繋ぐとすぐわかる。
そんな暑くない日なのに、手に汗かいてる。
急いできてくれる。
そんな素振りは、見えないけど。
「あ?何にやついてんだよ?」
「えっ、別に~?」
「は?なんだよっ?!」
「急いで来てくれたのかな?って。汗かいてるよ? 」
「ばっ、うるせーよっ!!」
手をバッと離されて、つり革に手をやってるけど顔は少し照れてる。
そんな優しい彼が好き。