第5章 5
「おい綾瀬!」
『はい?なんですか土方先輩?』
「当日は同じ会場だが、
場所は違うからお前は
自分で行動しろ。」
『わかりました。』
「帰りは閉会式が一緒なはずだから
どこかで待ち合わせして
一緒に帰るぞ!
だから着替えが終わったら
俺に連絡しろ。」
『はい。でも私
土方先輩のアドレス知りませんよ?』
「あ?そうだっけな?
じゃあ、今日練習が終わったら教える。
あとそれと、試合が終わるまで
総司とは試合するなよ!」
『わ、わかりました。』
有無を言わせないような
その言い方に私は素直に
うなずくしかなかった。
土方先輩との話が終わると
どこからともなく
総司先輩が現れた
「むつきちゃん!」
ガバッ!!
『へ!きゃっ!総司先輩!!
ビックリするじゃないですか!
急に現れないでくださいよ!
あーおどろいた・・・』
「僕はおどかしたつもりはないけどなぁ♪」
『(絶対おどかすつもりだった…。
目が笑ってるもん…。)』