第6章 6
沖田先輩のしつこい……
熱烈な練習試合の申し込みに
なんとか耐えて今日は試合当日。
「じゃあむつきこっからは別行動だからな!」
『土方先輩!はい、終わり次第連絡します!』
「おう!じゃあ頑張れよ!」
『はい、わかり「むつき!!!」』
『へ?……きゃあ!』
「やっぱりむつきだ!」
『え?千夏!?』
「久しぶりだねむつき!」
『久しぶりってなんで千夏がここにいるの!?』
「なんでって僕むつきの応援にきたんだよ!むつきなら絶対にこの試合に出ると思ったから♪」
『それでわざわざアメリカから来たの!?』
「そうだよ!」
『そうだよって千夏~』
「ねぇむつきちゃん…」
『なんですか?沖田先輩?』
「その子誰?」
『えっと…私がアメリカに行っている間に出来た友達だよ。』
「ふーん……。」
『あっ!もうすぐ集合時間だ!じゃあ千夏私が終わるまでちゃんと待っててよ。』
「わかってるって♪じゃあむつき頑張ってね」
チュ!
「「「「「!!!!!!!!」」」」」
『はぁい!じゃあまた後でね!』