• テキストサイズ

【BLEACH×幽遊白書】混じる世界

第2章 第一試合VS.鈴駆


両手に4つ……合計8個のヨーヨーが一勢にウルキオラに向かっていく。それを腕一本で払いのけようとしたウルキオラだが、ヨーヨーの動きが突然変則的に折れ曲がって、8方向から向かってくる。

「!」

まるで蛇のようなうねりでウルキオラの腕や肩、脇腹を直撃する。

「鈴駆選手のヨーヨーがウルキオラ選手に直撃ーーーー!!さきほどのお返しか!?これはきつい一撃だーーー!!」

ヨーヨーはまた蛇のようにうねって鈴駆の手元に戻っていく。

「へっへー!どんなもんだい!!」

ふと肩越しに振り返ればと目が合って、得意気にウインクする鈴駆。そんな彼には困ったように苦笑して、その後ろでは立て膝に腕をのせて座っていたグリムジョーが鋭い睨みを利かせた。

(うお!?おっかねー!)

視線だけで人を殺せそうな眼光に肩をすくめた瞬間ーーーぞっと背筋に悪寒を感じた。
ひたり……と首筋に感じる冷たい手の感触に鈴駆はみるみる顔を青ざめさせていく。

「戦闘中に脇見とは浅慮だな」

パン!と鈴駆の首に至近距離で直撃した虚弾(バラ)に、鈴駆の意識は昏倒する。膝から崩れ落ちた彼を見下ろすのは、無傷のウルキオラだった。
/ 25ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp