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【BLEACH×幽遊白書】混じる世界

第2章 第一試合VS.鈴駆




ーーーーー。


試合会場は中央のリングを客席がぐるりと囲い、まるでコロッセオのような造りが目の前に広がっている。体に響くような大歓声が渦を巻いて、その中をリングに向かって私たちは進んでいく。

「皆さま!右手入口をご覧ください!
【黒崎チーム】が姿を現しましたーー!!
突如現れた異世界からの来訪者!わずか3人で構成されたチームのリーダーは、なんと17歳の女の子!ウルキオラ選手やグリムジョー選手は登場時から高い戦闘能力が認められていますが、選手はどうなんでしょうか!?彼らの未知数の実力がこの試合で明らかになります!!」

リングの中央で審判の女性が高らかに声をあげる。彼女にはキツネのような耳や尻尾が生えていて、どうやらこの世界には妖怪というものがいるらしい。この暗黒武術大会では観客や出場選手の中の多数が妖怪だと聞いて驚いたのはつい最近のことだ。

歓声の中に混じるヤジや殺気の中を歩いてリングの手前で足を止めると、向かい側には相手チームが揃ってこちらを見ていた。
中には小学生くらいの男の子もいて、一見すると人間みたいだが、よく見ると耳が尖ってたりと妖怪らしいことが分かる。

「黒崎チームの対戦相手は【六遊怪チーム】!繁華街を歩いているところをスカウトされたゴロツキ集団!!その実力は正に凶悪!ルール無用のアウトローを相手にどこまで粘れるでしょうかーーー!?」

「それでは両チームの大将の方はリングへ!」

審判の指示を受けて、こちらからは私がリングへ上がる。六遊怪チームからは是流と呼ばれる男が上がってきた。

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