第4章 罪悪滔天【ザイアクトウテン】
「ああ、間違いねー。
お前の所為だよ、十参號。
だからお前に此れを治めて貰わなきゃな。」
ゆっくりと十参號に覆い被さり、その膝を割った。
未通女とは言ったって、これからどんな行為が始まるのか位の知識はあるんだよな?
十参號は少し怯えた様に身体を強張らせる。
まるで幼子をあやすみたいに左手で十参號の頭を撫でながら、右手は割った脚の中心部分に差し込んだ。
其所はさっき潮を噴いた所為で充分に湿ってはいたが滑りが足りねえ。
これじゃ俺の一物は受け入れられねえだろうと右手は逸る。
態と焦らす様に腿の付け根や秘部の周辺をやんわりと、でも執拗に擽れば……
「あ……んっ…捌號……」
蕩けた顔をして俺の符牒を呼ぶ頃には、十参號の脚は勝手に大きく開いていた。
そこで漸く秘裂を割って二本の指を埋め込んでやる。
「ああっ…んっ!」
身体を弾ませた十参號の中が大きく収縮し、かなり解れて柔らかくなっている事に安堵した。
これなら…………
「……分かる、よな?」
曖昧過ぎる俺の問いに、それでも十参號は小さく頷く。
それをこれから為す行為への承允だと手前勝手に解釈し、俺はみっともない程に浮足立った動作で十参號の足元に膝立ちになった。
両手で膝裏を掴み、圧し拡げると同時に腰を浮かせ、十参號の身体をずるりと自分に引き寄せる。
一物の先端と十参號の入口は触れる寸前だ。
今からこの中に挿入る事が出来る……
ああ、夢にまで見た十参號の中に……
少し腰を押し出すと、一物の先端がくちっ…と音を発てて秘裂を圧し分けた。
それだけで先走りが更に溢れ、十参號への挿入を『早く早く』と強請っているみてえだ。
全く……その通りだよ。
もう、我慢出来ねえ!
「挿れるぞ。」
その一言だけで俺の一物は躊躇う事無く十参號を貫いた。