第1章 Dear...
三宅「ちゅーしよ?」
**「んっ・・・」
答えを待たずに三宅さんに唇を奪われる。
最初はついばむような軽いキスだけど、段々、角度を組み替えてキスが深くなっていく。
三宅さんはキスしながら、私のルームウェアのボタンを器用に外していく。
**「三宅さん・・・」
三宅「あ・・・ブラ付けてないんだ・・・なんかすげーエロい・・・」
ボタンを外して前をはだけさせるけど、脱がしはしなくて、胸の部分だけを大きく広げたようにされる。
脇腹に細い指でもどかしい刺激を与えながら、胸の輪郭を唇でなぞってくる。
**「んっ・・・あっ・・・」
三宅「♪・・・可愛いね・・・」
そう言って抱き付いて首元に唇が当てられて私も三宅さんの背中に手を回す。
**「・・・・・・・・?」
スースー
**「プッ(笑)」
思わず小さく噴き出した。こんな状態で寝ちゃうなんて、ホント三宅さんらしい(笑)
疲れてるのに、無理してきてくれたんだなって凄く嬉しくて、今私が見てる無防備な三宅さんは、私だけが知ってるんだって思うと微笑ましかった。
そっと体を離すけど、全く起きる様子がない。
万が一の為にと買っておいた、Tシャツとハーパン(男性用)をクローゼットから出して来て、ジーンズも上着も全部着替えさせたけど、三宅さんは一向に起きなかった(笑)
そんな事をしながら私は幸せいっぱいで彼に布団をかけると、自分はソファで毛布にくるまった。
—――18時
そろそろ起こした方がいいかもって思って三宅さんを起こしに行った。
**「三宅さん・・・あの、もう6時ですけど・・」