第1章 Dear...
1回目・・・2回目・・・3回目が鳴って切ろうと思った瞬間愛しい声がした。
三宅「もしもし?」
**「あっ、えと、ごめんね、こんな時間に・・・」
三宅「どうした?(笑)眠れないの?」
**「んーん、ただ、三宅さん何してるかな~って・・・」
三宅「まだ打ち合わせしてるよ、もう少ししたら戻らないと。」
**「そっか。えっと、無理しないでね・・・じゃ、おやすみなさい・・・ごめんね・・」
三宅「待って♪!」
**「え?」
今、♪って言った・・・言ったよね・・・?今まで、**ちゃんとしか呼ばれてなかったのに。
三宅「あ、ごめん、あのさ・・・」
**「なぁに・・・?」
三宅「こんな時間に起きてるって事は、もしかして今日は仕事休み?」
**「うん、そうだけど・・」
三宅「あと、2時間・・・起きてられる?」
**「2時間?どうして?」
三宅「逢いに行っていい・・・?」
思いがけない三宅の発言に言葉を詰まらせる。
三宅「多分・・・5時くらいになっちゃうと思うんだけど・・・あと、すげー疲れてるから、行っても寝ちゃうかもしれないけど・・・」
**「待ってる。」
三宅「じゃぁ、着いたら電話する。」
**「うん、頑張ってね。じゃぁ。」
プツッ
電話が切れて我に返ったら急に緊張してきた。