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ローオト

第5章 浮気


だるかった。女を振りほどくのに必死で結局オトハを見つけられずに帰ってきた。

「キャプテン…」
「…なんだその顔は。オトハは帰ってきたのか?」
「うん、今さっき帰ってきたよ。今は部屋にいるけど」

なんだか全員たどたどしい。なんだみんな目を合わそうとしねェ。…嫌な予感がする。

「オトハに何があった?」
「えっ」

3人が顔を見合わせた。やはり何かあったんだな、とため息が出た。

「実は…、キャプテンが浮気したって…」
「…は?」
「さっき、酒場でキャプテンと女の人が飲んでいるところを見たって言ってて、さっきまで泣いてたんスよ」
「オトハが、自分はセフレなんだって落ち込んでましたよ」

しまった、オトハにみられていたのか…。もっと深いため息が出てしまった。

「全部誤解だ」
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