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ローオト

第3章 アネモネ


「最近、ズボンばっかりだからな…」

黒を基調としたボーダーニットと、白い花柄の膝丈のスカート、黒のライダースジャケット。そして白のヒール。
オトハらしく、甘辛コーデで挑む。

「これでローも惚れ直すぞ…」

普段は言い争いばかりだが、今日は仲良くデートできるといいな…と願いながら部屋を出る。
すると、ローが部屋の前にいた。

「…今迎えに行こうと思ってたところだった。」
「ちょうどよかったな。もう島に着いたんだろ?」
「あァ」
「じゃあ行こう!」

ローの腕に自分の腕を絡ませて歩き出す。

「わぁ、オトハ達デートに行くの?」
「あァ。悪いな、ベポ。今日はキャプテン独り占めするぞ」
「いいよう、僕も島でアイスクリーム食べたいから」

いってらっしゃい、とベポに手を振られて船を降りた。
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