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ローオト

第2章 初夜


また2人で大通りを歩いている途中、ふと、ユカタというものに目が止まった。

「…ねぇキャプテン、ユカタって何?」
「あァ、ワノ国の伝統の服だ。…着てェのか?」
「え、あ、うん…欲しいって思った……」
「買うぞ」

さり気なく私の手を引いて店へと入る。中にはずらりとたくさんの種類のユカタが並べられている。

「すごい…可愛い!」

キャプテンをほっぽってユカタをマジマジと見るばかりな私に、1人の店員が声をかけた。

「彼氏さんにあなたのおめかしを依頼されたので、私がさせていただきますね」

キャプテンは私の方を見て楽しそうにニヤリと笑っているだけだった。

「ありがとう、よろしく!」






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