第2章 初夜
オトハの事は、大切にしていきてェとは思っている。だが、そう思えば思うほど、どこまでがいい範囲なのかがわからねェ。クソッ、ほんとはスグにでも抱きてェんだ。
「どうすりゃいいんだ」
自室で酒を飲んでいた。もちろん、オトハをここに呼んで2人で飲んでもいいんだが、自分の理性がきかなくなって無理矢理抱きそうになるからあえて呼ばないでいる。
…そういえば次は夏島だ。買い出しをし終えた後は島で遊ぶのもありだな、と考える。
あいつは何が好きだろうか。最近は水遊びばかりしているから、海水浴か。…おれは泳げねェから、オトハが溺れた時は助けてやれねェな。あとは買い物だろうか。洋服やアクセサリーを見るのも好んでいる。何か買ってやるか…。
ほかは何がある?
あぁ、島につくのが楽しみだ。