第4章 スペシャルメニュー
「次のメニューはリレーだ。
各校決めて良いのはスターターとアンカーだけ。
人数足りねぇ分はくじ引きで誰が走るか決めろ」
今度はリレー。
チームワーク重視か。
今回のメニューは本当変わってるな...。
「飛雄、始める前にもう1回マッサージするけど良い?」
「あぁ」
「スターターは西谷先輩、アンカーは日向。
大丈夫ですか?」
「おうっ。
俺に任せとけ!」
「ノヤっさんかっけぇ!!」
「あとは背番号順でお願いします」
「おっしゃあ!
ぶっちぎってやるぜっ」
「潔子さん、見ててください、俺の活躍」
「「あなたの為に全力で走ります」」
「...良い、烏野の為に走って」
冷静に清水先輩が返す。
「うぉぉぉっ、アンカーだっ」
「たまたまだろ、調子のんなボケ」
「今度は緊張して自滅しないでよ、日向」
ふっ、とバカにしたように蛍が笑う。
「す、するか!」