第4章 スペシャルメニュー
「そうだ、ケイドロだ」
「やってること小学生と一緒じゃん...」
「コラ月島!
聞こえたぞ!」
ボソッと呟いた言葉を聞かれ、烏養さんに怒鳴られる。
その時わずかに蛍の肩が跳ねた。
「ケイドロを舐めんじゃねェ!」
「烏養さん、声を荒らげる前に説明お願いします」
「お、おう。
悪い、柏木」
「いえ」
「ケイドロは各校2校ずつ対決で行う。
もちろん負けた方はペナルティーだ。
ペナルティーの内容はまた言う」
ケイドロ。
体力、連携力アップをメインにする、か。
「初戦は烏野対梟谷。
まずはうちがドロボウ、梟谷がケイサツだ。
ドロボウは体育館から出さえしなけりゃ良いが、ケイサツは追いかける人数、牢屋番、決まってるからな?
制限時間は30分。
存分に逃げ回れ!」
「「「あっす!」」」