第3章 マメ
「おーす、遅かったな」
「へいへいへーい!!」
「「「お願いしゃす」」」
「朝から元気だな、お前ら」
と、黒尾さんが苦笑する。
「移動中にちゃんと寝て来たんでな」
澤村先輩は黒尾さんと話に花を咲かせている。
「久しぶりー、スガくん。
元気だった?」
「おー、夜久くん久しぶり!
元気だべ。
夜久くんは?」
「うーん、俺は元気なんだけどな?
後輩のこと、特にリエーフのこと考えると頭が痛いよ」
苦労者の菅原先輩と夜久さん。
「師匠!龍!」
「「おー、虎!!
久しぶりだな!!」」
「おうよ。
そ、そして相変わらず美しい潔子さん...!!」
「だろ、虎。
潔子さんはいつでも美しい!
烏野の女神なのだ!」
西谷先輩が誇らしげに言う。
「くぅ〜、羨ましいぜっ」
「日向ー、身長伸びたかー??」
「ぐっ...そんなにすぐ伸びるか!」
「相変わらず小さいなぁ、日向は」
日向の髪をワシャワシャするリエーフくん。