第3章 マメ
「今回もペナルティばっかしなのは避けたいよなぁ...」
「だな...もうフライングも坂道ダッシュもやりたくね...」
成田、木下組。
「うぉぉ、東京!!
ワクワクするな!な!影山!!」
「うるせぇ、東京ぐらいでゴチャゴチャ喚くな」
「なんだよー」
日向、影山組。
「俺.....1人だ.....」
山口1人。
そして...。
「あの、なんで僕達が隣同士なんですか?」
そう。
私と蛍はなぜか隣に座っている。
1番後ろの席だが、別に人数が合わない訳でもないのに...。
「え、えぇと、それはですね、えっと、僕が勝手に...」
「ソウデスカ」
「まぁまぁ。
最後の調整、万全の体調で迎えて春高に備えようや」
「だな、大地」
「「「あっす!」」」
波瑠と居れるのは良いけど、こうも人が居るとな。