第3章 マメ
あっという間に時間は過ぎ、夜の学校。
東京へ向かう為、皆荷物を持って集合していた。
「よし、皆揃ったな。
車は俺と先生で順番に運転してくから、言われた通りに乗ってけ」
席が決まっているようだ。
「仁花ちゃん、寝てって良いからね。
明日からすぐにハードだし、大変だと思うから」
「は、はぃぃ。
こんな美人の隣で寝れる訳ないよぉ.....」
清水、谷地組。
「お前ら、騒ぐんじゃないぞ?
移動中はくれぐれも静かにな」
「「「あっす」」」
「おーい、それだよ?
寝てかないと身体持たないべ?」
澤村、菅原組。
「潔子さんと同じ車とか...なんという幸運...!!」
「あわよくば潔子さんの寝顔を...寝顔をぉ...!!」
「田中ー、西谷ー、煩いぞ」
「「す、すんませんっす、大地さん」」
田中、西谷組。
「全くあの2人は...成長しないなぁ」
「ま、まぁ、それが良いところでもあるんじゃないか?」
「優し過ぎですよ、旭さん」
「そ、そうか?」
東峰、縁下組。