第1章 オフ会しようぜ
「ん.....」
ふと、目が覚めた。
あれ...?
目が覚めた...?
「寝ちゃってた...」
伸びをして、周りを見回すと隣には床に座り眠る蛍。
時間を確認すれば深夜1時。
お風呂、入らずに寝ちゃったな。
蛍の髪を撫で、起き上がる。
「どこ行くの...?」
「ごめん、起こして。
お風呂入ろうと思って」
「今から?」
「そう。
ちゃんと布団で眠らないと明日の部活辛いよ?」
「.....僕も入る」
「先に入って良いよ」
「一緒に入る。
て、さっきも言ったよね」
「あ...うん」
顔を赤くして頷く。
蛍に手を引かれ、そのままお風呂場に連れて行かれる。
「蛍、着替え持ってない」
「あとでで良いでしょ」
脱衣所に着き、服に手を掛けられる。
「じ、自分で脱げるよ...?」
「僕が脱がしたいだけだから」
そう言われてしまえばもう、拒否出来ない。
それを知って言ってるのだから蛍は狡い。