第3章 大宴会
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「小狐丸殿…」
皆に厠と嘘をついて冴姫の後を追ってきてよかった
鳴狐と話していると思ったや突然倒れるものだから・・・
思わず受け止めてしまったが、冴姫はそのまま腕の中で眠ってしまった
「…ここは私に任せろ」
「…分かった。」「桜華切殿をよろしくお願いいたします」
そう言って、鳴狐とキツネは自室に戻っていった
私はとりあえずこの先にある冴姫を連れて行くが・・・
『…ん~…、もぉ食べられない…』
腕の中で眠る彼女があまりに愛らしいものだから、私の理性は持ちそうになかった
***
彼女の部屋に入ると、彼女はここに来る目に布団を引いていたようで部屋の真ん中に布団が敷いてあった。
その上に彼女を寝かせると、彼女が着ている薄い衣の間から白い柔肌がのぞいた
「…貴女が悪いのですよ?」
私は、特に白い彼女の太ももにそっと触れる
起きていない故大きな反応は見せないが、触れた瞬間彼女の足がピクっとはねた
細身に見えて想像以上に柔らかい・・・
もっと触れたいという欲が自分の中に湧き上がるのを感じた。
太ももから手を離し、今度は顔に触れる
顔を撫でられるのが好きなようで、彼女は無意識に私の手に擦り寄ってきた
あぁ…なんと愛らしい事か…
その肌に触れたままあたしは彼女の顔に近づく
唇手前で止まると、彼女の小さな寝息が顔にかかる
「本当は、起きているときにしたかったのですが…」
もう自分の我慢の限界だった
はぁ…と息を吐き彼女の口を塞いでしまおうとした
「お前に夜這いの趣味があったとはな…」