第3章 大宴会
『あ、これおいしいです!!』
「おぉ~本酒の味がわかるなんてあんた分かってるね~」
『そうですか?あっ、次郎様もどうぞ』
「おっ、ありがと」
「おい姉ちゃん!!俺にも頼む!!」
日本号さんの催促にも応じていると、また2人人が増えた
2人はそろって日本号さんの隣に座った
「やぁ、直接お話しするのは初めてですな。自分は三名槍がひとつ蜻蛉切と言います。以後お見知りおきを」
「俺も三名槍が一本、御手杵だ。斬ったり薙いだりできねえけど、刺すことだったら負けねえよ」
『あ、桜華切冴姫です。よろしくお願いします!!』
「アハハ、名前だけなら知ってるさ。本丸中の噂だからよ。」
蜻蛉切さんと御手杵さんにお酌をしていると、日本号さんが笑っていた。
『噂って…』
「美人な刀剣女子が来たと、皆喜んでおりますよ」
「そうだね、なんだか兄貴も今日は酒が進んでるもんね」
「ま、華が添えられていたらね…あ、私は太郎太刀。よろしく冴姫さん」
『よ、よろしくお願いします!!』
やっぱりここでも華扱い・・・まぁいいけど・・・
ここにいる皆さんは、すごくお酒の進みが早い。誰かに入れたと思えば別の人に注ぎ、あたしも誰かに注がれ・・・
・・・なんて繰り返していたら・・・