第15章 三条乱舞
『えっ…や、皆さッ!?』
「あー…」
入ってきた三人は目を見開いて驚いていた
あたしもこんな痴態を・・・まぁ三日月様と小狐丸様は見たことあるけど、石切丸様は真っ赤になっていた
「なっ!?何しているんだ君達は!!」
「おうおう今剣に岩融。水臭いな、俺も混ぜてはくれないか?」
「そうですね。私も参加させてください」
「だめです。三日月さまも小狐丸様もおねえさんとえっちしてるんですから!ぼくらにゆずってください」
「俺達も一度きりだ。だから御相子であろう。」
そんなことを言いながらニコニコと三日月様と小狐丸様が中に入ってくる。あたしは露になっている身体を隠そうとするけど隠せるものがなく右往左往していた
「もぉ…んじゃみんなでやりましょうか」
『はっ!?今剣ちゃん!?』
「それはいいな。では冴姫、次はこのじじいと戯れようぞ」
『いやぁ…あの…石切丸様!!』
ふすまの外で真っ赤の石切丸様に助けを求めたが・・・
あまり効果をなさない・・・どころか
「のう石切丸、おぬしも一緒にどうだ?」
と、三日月様に誘われてしまっている始末だ
「み…みなさん!!場を弁えなさい!」
「だって、みんなおねえさんのことだいすきなんですから。とられるまえにことをおこさないと…」
「だからって!!」
「まぁ、石切丸はどちらかと言えば…」
と、小狐丸様が何かを言おうとしたらあの石切丸がさらに真っ赤にして怒号を発しながら走ってどこかへ行ってしまった。
・・・遠くで「祓い給え!浄め給え!!」って聞こえるような・・・