第9章 初遠征
「なっ…なんだここは!」
「すっげえな人がわんさかいやがる」
「…俺は、こんな場所にいていいのか…」
刀剣男士達が驚く中であたしだけは目をキラキラさせて辺りを見渡す。
「娘子、あの大きな建物はなんだ?」
『あれは〈1〇9〉ですね。あそこ行きますよ!』
と、小烏丸様の手を引きビルの中へ入っていく
残された刀剣達はそんなあたしたちの後を追ってきた
***
『おぉー!かっこいいです!!』
1〇9にて、あたしはまず主ちゃんに言われた通り、いつもの戦着のままの皆さんの洋服を買うことにした。
現代にふさわしくかっこいい服を選び着てもらうと見るに堪えれないくらい皆さまかっこいい・・・
(どんな格好かは皆様のご想像にお任せします)
「現代の男士は、こんな奇妙なものを着ているのか」
「これでは敵に攻め入られても戦えぬぞ」
『この時代には戦なんてないですからね。男でもオシャレをする時代なんです』
「だが、このような衣も良いものだな」
初めて着る服に長谷部と膝丸は困惑しているが、意外と小烏丸様とソハヤ様は楽しそうだった。
「・・・。」
『大典太様、すごく素敵ですよ!』
「…俺にはこんなものは…俺はやはり蔵にいるべきで」
『まずは原宿に行きますよ!ほら、皆さんも!!』
新しい服に着替えても暗い顔をしている大典太様の手を引きみんなを連れて行く
服の次は食べ物だ!!