• テキストサイズ

剣姫乱舞 《刀剣乱舞》

第9章 初遠征


「遅い!なぜ何時もあいつは遅いのだ!!」

「子よ、そう滅入るでない。女子と言うものはいつの時代も男を惑わすもの。それを許すのが男であるぞ」

『お待たせしました!』

「桜華切!!お前はいつもいつも…!」


案の定皆さんをお待たせして集合場所に来ると、また長谷部が怒っている。でも、他の人たち・・・特に小烏丸様とソハヤ様はあたしのことをじっと見ていた


『あの…』

「お前すっげえ可愛い格好してるな!なんだこのヒラヒラ」

『わぁあ!!ソハヤ様ダメですめくっちゃ!!』


あたしが主ちゃんからもらった服は、花柄のフレアスカートに白いブラウスという恰好。あたしには今の流行が分からないけどとりあえず着てみたって感じだ
ちなみにそんな格好に合う化粧をしてくれたのは次郎姉様だ


『これは現世でいうスカートと言うもので、めくっちゃダメです!!』

「おぉそうなのか、すまねえ」

「はいはい、いいかい?」


いつの間にかいた主ちゃんがあたし達を集める
見送りの刀剣達もその後ろに控えていた


「じゃあ、今から時代転送するよ。平成の時代は戦とかはないけど危ない事も多いから気を付けるように。特に冴姫の事はちゃんと守ってね」


と、主らしい言葉をかけて転送装置に手を伸ばす
その時に、「冴姫、お土産はケーキでね」と言われた
他の人も「気を付けてね~」と言っているからあたしはみんなに向かって手を振る


装置が作動して、辺りがパァっと明るくなった
すると瞬時に、本丸でない場所にたどり着いた。


そこはたくさんの人が行き来していて、天まで届きそうなくらい高い建物が犇めく場所だった



/ 220ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp