第9章 初遠征
「はい、全員いるね。」
広場に集まると、すでに待っていた主ちゃんとその他の刀剣男子達がいた。主ちゃんは、顕現された刀剣男子達と簡単に対面してみんなに自己紹介として3振りを紹介した。
「はい、じゃあ新たな刀剣男士の紹介もしたからさっそく本題ね。政府から新たな遠征場所が通達されました。だから今日さっそく部隊を編成し行ってもらいます」
遠征と言うことで乗り気な者とそうでないものとで極端だった
武器として戦うことが好きな人と、人としていろんなところを見たいものといろいろだった
「それでその遠征先は、西暦2018年の東京。」
刀剣男子達は主ちゃんの言葉を聞いてポカンとしたが、あたしだけは目を輝かせた
『東京!?やったぁ!一番平和で楽しい時代じゃん!』
「そうだね、冴姫は分かってると思うけど2018年の東京は戦争もなくみんなが楽しく暮らしていて、武器も何もない時代。そんな時代を人々はどんな暮らしをしているか、武器の本分な何なのか…を調査してもらいたいそうです。
今回の遠征部隊の隊長は、初めてだけど桜華切冴姫。現代慣れしている唯一の刀だからね。」
と、あたしの名前が呼ばれた瞬間遠征先が東京だと言われた時よりもうれしかった。刀としてしか生きていなかった時代に人として行けるということは新鮮だったし、自分が知らない現代も見れるかもしれないと心が躍ったからだ