第1章 出会い。
坂本「ごめんね・・・半ば強引に連れ出しちゃって(笑)」
**「いえ・・私も酔い醒ましたかったし、坂本さん以外も有名な方ばかりで、正直場違いって言うか(苦笑)」
坂本「そんなことないよ!」
突然大声で言われてびくっとした。
坂本「あ、ごめん。変な意味じゃなくて・・・その・・
目立ってたよ?**さん・・・」
**「どう言う意味ですか・・・?」
坂本「・・・可愛いなって思った・・・結構最初の頃から・・・」
少し照れたように、掠れた声で言われてドキっとする。
**「坂本さんは、お優しいんですね。」
そう言って出来るだけ自然に笑って見せた。
坂本「え・・・?」
**「お世辞が自然で上手♪本気で言われてるみたいで、嘘でも嬉しいです。」
突然坂本が立ち止まるから、私も少し先で立ち止まり振り返る。
**「・・・???」
坂本「・・・嘘に、聞こえる・・?」
坂本「確かに、酒は入ってるけどさ・・・俺はこれくらいじゃ酔わないし、酔った勢いで女口説いたりしないよ。」
坂本さんの言ってる言葉の意味がよく分からなくて、私の頭にはクエスチョンマークが浮かぶ。
坂本「・・・はは(笑)なんでもないよ、行こう、公園もうすぐだから。
そう微笑むから、私も気にせず歩き出した。