第2章 3回目のデート
坂本「じゃぁ、初訪問にカンパイ!」
**「あ、はい。」
そう言って一口飲んではっとした。
**「さ、坂本さん!飲んじゃったら私どうやって帰れば!!」
坂本「え?男が好きな女部屋に呼んで酒飲んで、タダで帰すと思った?」
**「あの・・・それって・・・」
坂本「心配すんなよ、ちゃんと客室あるから。」
そう言って笑うから、少し不安だったけど、もう飲んじゃったしって思って、一気に缶チューハイを飲み干した。
私は2本目半ばでもう体中真っ赤になってた。坂本さんはもう5本くらいビールを空けてるけど、平常心でテレビ見て笑ってた。
**「あの・・・坂本さん・・・・」
坂本「ん?」
隣を見ると、瞳を潤ませて、見えている鎖骨まで真っ赤になって目をとろんとさせてる彼女がいた。
坂本「何それ・・・ずるくない?」
**「・・・へ?・・・」
坂本「・・・無理だよ・・・」
**「きゃぁっ!」
坂本は**をソファに押し倒して両腕を抑えつける。
**「さ、坂本さん!!」
坂本「そんな顔されてさ・・・我慢出来ると思う?俺もうおっさんだけどさ・・・それでも一応、男だぜ・・・」
両腕を掴む手に少し力が入って坂本さんの顔が近づいてくる。
**はぎゅっと目を瞑った。