第29章 大切な心
アル「ねえ?何でいつも固まるの?;
そんなに聞いちゃいけないことなの?;」しょぼん←心なしか沈んでいる
ティオナ「いや、聞いちゃいけないってわけじゃ…ないんだけど;」
アイズ「何でだろう?;」首傾←本当に知らない人
フィン「うん…大人になればわかることだから^^;」
アル「いつもそう言ってはぐらかすばっかりでしょ?!!
ちゃんと教えてよ。身ごもるにも、行動しなきゃできるわけないじゃない!
どんな結果であれ、それに辿り着くにはそれなりの行動が必要になるの!
だから…どんな行動をすれば身ごもるの?」
ケイト「えっと…愛し合って
アル「できるのは知ってるから」きっぱり
ケイト「ぅっ;」
アル「僕が知りたいのは行動の内容だよ。
愛し合った二人しか出来ない行動があって、それで身ごもったって聞いた。
でも、その詳細が何なのかわかんないんだよ!;
本能に身を任せるとか説明されたけど、今一よくわかんない!;」
ケイト「誰だ!?そんな説明した奴は!?;」
ガレス「そんなものは15を過ぎた後じゃ。精通してから言え」←未来で言ってた人
ケイト「そこは言っちゃダメ!!!;」
アル「せいつう?何かに精通しないとわかんないの?」きょとん
ガレス「そうじゃ!男にしかわからんあれじゃ。
わかったらぱっぱと飯を食え。風呂に入るぞ」
アル「むー…僕はお母さんと一緒に入りたい」ぽつり
ガレス「ダメじゃ。男湯と女湯は別じゃろうが」
アル「ケチ!いつもいつもディばっかりずるいよ」むすっ
ガレス「一番我慢できん奴は案外傍におるものじゃぞ?」ちらっ←フィンを見やる
フィン「あー;ガレス、頼むからこれ以上は;」額押さえ&瞑目
ガレス「がっはっはっ!^^
いっそ家族風呂など作ればいいんじゃがな!?
現に初行為の前、二人で風呂にh
ケイト「さあ!!御飯を食べようか!!!
美味しいな今日の肉は!!何の肉!!?」もぐもぐっ!
レフィーヤ「はい!牛肉です!!」
ケイト「とっても美味しいね!?ねえ皆!!?」
『うん!美味しいね!!(色んな意味で!』にやにや
何で皆笑ってるんだろう?;なんか仲間外れの気分;
アイズはいつも通り僕とディと同じでわかってないみたいだけど…複雑;(がっくり)←内心項垂れている
そこまで考えた後、僕は一人で深く深く溜息を零すばかりだった…;